10月30日(日)練習報告!! 担当:ゆか☆

10月30日、日曜日のダイアリー担当は清水です♪

 

あっと言う間に、10月も終わりですね。

通りの木々も色づいてきて、とっても綺麗。

コートの似合う季節になってきました。

 

・・・!!!

と、いうことは…?

 

きゃぁ!本公演まで、あと2ヶ月です!

新しい劇団として皆様にお会いできることがとっても楽しみでもあり、まだまだ不安もあり…。

大枠は出来上がり。ここから、細かく整えていきますよー!!

 

 

今日は、凱旋門・ミュージカルショーの全曲練習でした。

 

それぞれの曲の雰囲気。そして、それぞれの音・言葉を大切に…、

 「どんな声で。」

 「どんな振りで。」

 「どんな表情で。」

表現すれば、お客様の心に届くのだろう…?

 

音楽に、言葉に込められた思いを、どうすれば伝えられるのだろう…?

 

どの曲も担当者を中心に、じっくり話し合い、みんなで創り上げていきます。

誰か一人でも、意識がずれていては「伝える」ことはできません。

 

一度、練り上げたものを、作っては壊し、作っては壊し、より良い作品にしていく。

そんな時期になりました。

エール旗揚げ公演!まだまだ、ここからです!

 

 

今回は、そんな私達のアツイ思いが、ぎゅっと詰まったナンバーをご紹介しますね♪

 

 

ミュージカル「凱旋門」より!

 

この作品は2000年に宝塚雪組で上演されており、その中のナンバーもいくつか使用します。

どの曲も、エールのオリジナル性溢れるアレンジになっています。

 

    ♪たそがれのパリ

  「今、暮れなずむ時 黄昏のパリ。束の間のはかなさに静かに時が移りゆく―」

 

第二次世界大戦前夜のパリ。

ヨーロッパ中が戦争の予感に震える中、わずかに明るさを残したパリで生きる人々の切なさ、やるせなさが込められている曲です。

黒澤による、振付が斬新でカッコいい! みんなの表情も素敵! 

私、この曲とっても好きです☆ 

 

     ♪いのち

  「果てしなく続く戦いの道に おびえふるえ泣く 愛しいいのちよ-」

 

「いのち」の尊さ、自由への願いを歌い上げます。

壮大なハーモニー、そして、めくるめくダンス!

…をお楽しみ頂けるように、頑張っています☆

私が踊る振りも、とっても綺麗な振りを付けてもらいました。まるでフィギュアのよう!

見てのお楽しみですっ。

 

そして、エールの凱旋門を語るのに、欠かせないものがあります。

それは、「シャンソン」♪

 

演出家の先生はおっしゃいました。

「この作品は、ミュージカルではない。《シャンソンドラマ》である。」

 

みなさん、シャンソンってご存知ですか?

広義には、フランス語で「歌」という意味です。

日本では、フランスの歌は、シャンソンとフレンチポップスに分けられることが多く、シャンソンと言えば、主に戦前後以降の歌謡曲のようなものを指すことが多いようです。

 

代表的な歌手としては、♪愛の賛歌で有名なエディット・ピアフやジュリエット・グレコ。

日本では、美輪明宏さんや、越路吹雪さんが有名ですね。

 

人生の喜びや、悲しみ、愛の情景をうたった歌詞が特徴的です。

演出家の先生も、「音楽よりも、詩の言葉を大事に歌って欲しい。」とおっしゃいます。

「しゃべるように歌いなさい。」「思いを込めなさい」。と。

 

今、女優の大竹しのぶさんが「ピアフ」という舞台をやっています。

私、昨日TVで、彼女が♪愛の賛歌を歌うのを聴いたんです。

 

…もう、本当に、なんて言葉にしたら良いか分からない感覚でした。

詩と、彼女の思いとがまっすぐ飛んできて、心をぐっと掴まれ、そのまま捕らえられた、そんな感じ。

ものすごい力を感じたんです。動けなくなりました。

 

そして偶然見つけた、大竹さんの新聞のインタビューも印象的でした。

「きれいに歌うのではなく、エネルギーの全てを前にぶつける感じなんです。」

「生きるためのエネルギーや喜びの力みたいなものを表現できれば。」

 

先生の求める事って、シャンソンって、そういうことか!と思いました。

それを、私達は歌おうとしているんだと。

 

私、ハードルを上げちゃいましたね(笑)

でも、私達はそれを越えなければならない、そう思います。

 

 

今回、使用するシャンソンは、

♪パリ祭 ♪待ちましょう ♪私の心はヴァイオリン ♪フルフル ♪パリの屋根の下 

♪さくらんぼの実る頃 ♪聞かせてよ愛の言葉を ♪あなたの手に抱かれて

 

の8曲。ミュージカルナンバーのほとんどがシャンソンです!

それを、ソロ、デュエット、合唱など様々なアレンジでお送りします。

 

その中でも、特に有名な曲と言えば、♪さくらんぼの実る頃 でしょうか。

この曲はスタジオジブリのアニメ「紅の豚」の挿入歌として使われたので、メロディーラインを聴けば「あっ!この曲!」という方も多いかと思います。

 

劇中では、私演ずるジョアンがキャバレー「シェーラザード」で歌います。

そして、原詩でチャレンジなんです!

 

「Quand nous chanterons le temps des cerises-」

「かー ぬーざん せぼーん・・・。」

 

声楽でイタリア歌曲やドイツ歌曲は経験がありますが、フランス語は…うーん。むつかしい。

この曲に込められた、はかない恋、失恋の悲しみ。

そして、パリ・コミューンの崩壊後、失恋の悲しみにパリ・コミューン弾圧の悲しみを重ねて、パリ市民がしきりに歌ったという背景をも、表現できたらいいなぁと思って稽古しています。

 

さぁ!

まだまだ語りたいのだけど、私が書くと、とんでもなく長くなってしまうので(笑)

今回はこの辺りで。

 

ショーナンバーについては、次に誰かが紹介してくれるでしょう。

これも、また名曲ぞろいです♪

紹介してね! 次の担当の人!

 

 

最後に、お知らせを。

来る11月3日(木・祝)は、さて、何の日でしょう??

答えは・・・「エールのイベントがある日―!」

 

詳しくは、「Stage」ページをご覧ください!

ナンバーをご紹介!はい、ぱちぱちぱち~♪

 

「ロミオとジュリエット」より  ♪ヴェローナ ♪世界の王

「エリザベート」より  ♪私だけに ♪闇が広がる

「Mozart!」より  ♪星から降る金 ♪ちょっぴりオツムにちょっぴりハートに

「凱旋門」より  ♪たそがれのパリ ♪パリ祭

 

30分程のショーです!凱旋門からも初☆お披露目!

前橋中央通りアーケードで、お待ちしています!!

 

 

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    airi (火曜日, 01 11月 2011 21:12)

    きゃー凱旋門の歌が聴けるんですね!エリザベートやMozart!などもいいですね(*^ω^*)
    なんかコメントが少なくてすみません楽しみにしてまーす*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

  • #2

    LLR (水曜日, 02 11月 2011 01:27)

    練習お疲れ様です。

    シャンソンで綴るなんて、本当に大人な舞台になりそうですね。
    すごい旗揚げ公演になりそうだ…期待!!!!

    ちなみに『私 悪い女』はありますか?
    ジョアン役が清水さんと知った時にすぐ、清水さんの歌うこの曲が超聞きたいって思いました。
    もし無くても、今は『さくらんぼの実る頃』が早く聞きたい!!になっていますw

    3日のショーの選曲もメッチャ良いです!!!
    行きたいなぁ~。
    『私だけに』はソロですか?

    3日のイベントも、これからの練習も頑張って下さい!!

  • #3

    yuka (水曜日, 02 11月 2011 17:57)

    >airiさん
    いよいよ明日です♪私達も、わくわくドキドキ!

    今回は、過去私達が演じた作品から何曲かお届けします。
    どの曲も、本公演とは一味違ったアレンジでお届けしますので、前に見た方も、はじめて見る方も楽しんで頂けるかと思います。

    お楽しみに!


    >LLRさん
    「シャンソンで綴る…」 まさにその通りなんです!

    「私 悪い女」 素敵な曲ですよね♪
    ですが、残念ながら今回は使用しないのです(≧o≦)
    ジョアンのキャラクターも、雪組公演版とは少し変わっています。
    どんなジョアンになっているかは、お楽しみです☆

    「さくらんぼ」はようやく、言葉に流されず、気持ちが入れられるようになってきました。
    まだまだ、これからです! 今日も、帰りの車で歌いましょう(笑)

    エールが描く「凱旋門」の世界。
    原作を読み込み、全く新しい視点で描かれています!
    原作や雪組公演をご存じの方にも、納得して楽しんで頂けるよう頑張っているので、
    是非是非!本番いらして下さいね。

    3日も、お時間ありましたら、是非是非いらしてください!