男役・女役談義へのコメントはこちらへどうぞ♪

コメント: 3
  • #3

    ナオコ (日曜日, 03 4月 2016 00:31)

    全員女性とわかっていても外見は男だし女役と絡む姿を見るとドキッとしてる自分。(前橋公民館公演を見させて頂いて客席降りで幸運にもフィンチ様と間近で目が合った時もキラキラしたあまりのイケメン度に射抜かれてしまったほど!)男役のみなさんあんなにリアルに男役に変身できたら自分にもドキッとしてしまうのでは?と。男役スイッチが入るのはどこですか?女役さんも舞台上では、男役さんにドキッとしてしまうこともあるんでしょうね~また見に行きます!

  • #2

    ゆう (水曜日, 15 1月 2014 20:39)

    男役の人達に質問で
    普段から気をつけていることってありますか?

  • #1

    菜緒 (土曜日, 28 1月 2012 09:02)

    みなさん女性なのに発声練習はどうやっているんですか??
    いつもミュージカルを見るときはもう全員女性なんてしらなかったら
    男の人が本当にやっている風に見えてきます(*≧∀≦)

    女役の方も男役のかたもがんばってください!!

女役談義最終回 ~A-ileの女役として…~

○エールの女役として…。

ゆか  では、エールでの女役については、どうでしょう?

    お互いについてなど…。

りな  4人しかいないもんね。少ない…かな?

まー  今のところ、私達はそれぞれ、個性がはっきり分かれてる感じだよね。

ふゆ  完全に、別物。ばらばらだよね。それが良さかな。

ゆか  でも、それがショーの場面とかで揃うところもあるといいよね。元々が個性豊かだからこそ、それは生かしつつも、揃えることもできるんだよって。「美しく」とか「セクシーに」とか、曲の求められる雰囲気に合わせて、ある意味で個性を抑えて、同じ表現ができるようにもしたいね。

まー  少人数のエールでは、女役の果たす役割も大きいよね。

    高校生の頃とかは、どうしても男役ばかり注目されて、女役は、添え物のような感じがしてた。

    でも、アラムニーやエールでは、どちらも尊重されてる感じがする。

ゆか  そうだね。脚本でも、ただ受け身な女性ではなく、積極的に行動できる、現代の女性にも通ずるような女性を、多く描いていただいているしね。ただ、お客様に女性が多い分、やはり見る目は厳しいですよね。頑張りましょ!

 

○これからどんな女役になっていきたいですか?

ゆか  では、これからどんな女役になっていきたいですか?まーしゃからどうぞ!

まー  やっぱり、「自分にしかできない」って部分は大事にしていきたいな。個性が分かれてるからこそ。

    あとは、周りを輝かせて、尚且つ自分も輝けるような…、周りとの調和が上手にできる女役になっていきたい。

    あとは色々な役にチャレンジできたらいいな。

ゆか  素敵!では続いて、里奈!  

 

りな  私は、自分の個性が良く分かってないし、自分の良さもよく分かってないからなぁ…。

ゆか  いいところ、いっぱいあるけどね(笑)

りな  だから、そういう「自分」を良く分かっていけるようになりたい。はっきりさせたい。

ふゆ  あばずれた役の里奈とか見てみたいよね。意外性で。

りな  私は、「あばずれ」すると、今のところもやっとしちゃうから、そういう役もちゃんとできるようになりたい。

    あと、役がみんな若い作品もやりたい。「ロミオとジュリエット」とか「ウエストサイドストーリー」とか。演じていて無理のない。

ゆか  うん。いろんな人のいろんな役、見たいね。 

    では、お次はふゆき!どうぞ!  

 

ふゆ  凱旋門では、まず第1回公演までは、常に周りを見て演技できるような人でありたい。

    これまでも、同期の女役ヒロインのパニエが外れてるのを舞台上で片付けたり…。

ゆか  さっき言ってた、里奈の背中開いちゃったドレスをすごく気にしてる、黒天使とかね(笑)

ふゆ  たぶん、そういう人が今回も必要だなって思うから。

ゆか  本当に、ふゆきは…良く、見てくれるんだよ!!

まー  色々、拾ってくれる!

りな  私、ころころ落とすからなぁ。

ゆか  私も…。最近落し物が多くて。周りのみんなの集中を妨げちゃうの。本人は、気づいてないからすごい集中してるんだけど(笑)

    去年のアラムニー公演の「ファントム」では、もう落としすぎて「妖怪・集中妨げ」って呼ばれてた。

まー  私は、何か落ちてると笑っちゃう。本番中でも、耐えられない(笑)特に、誰かのウィッグが落ちた時にはもう!

ゆか  でも、まーしゃはすごいハプニングにも対応できたじゃない。「ネバセイ」での!

    プロローグ、物語のキーアイテムであるカメラが出てきて、そのカメラを持って、オリーブの香りを嗅ぐはずが…?

まー  それがなんと、なかったの!

    でも、話はちゃんとつながないといけないから、物はないけど、「オリーブの香り…そんな気がする。」って誤魔化した。

    何にもないんだけどね(笑)

ゆか  それは、すごいよ!私だったら、色々くどく説明しちゃいそう。

まー  でも、それだけじゃなくて、最後のシーン、更に物語の核心になる大事な「フィルム」も…

ゆ・ま なかったよね!

ゆか  主人公のカメラマンが、そのフィルムをまーしゃ演ずるヒロインに託して戦場へ向かうんだよね。その命のフィルムが…?

まー  ないの(笑)どういうこと?って。

りな  あー、だんだん話が面白ハプニングに…(笑)戻しましょう。

    ふゆきちゃんの、「続・こんな女役になりたい」どうぞ!

ふゆ  私も、やっぱりいろんな役、自分がやったことのない役をやってみたいな。

 

ゆか  さて、最後に私。私、これまでずっと強い役が多かったの。

    でも、強そうに見えて、実は心に何かを抱えていたり、素直になれないだけだったり、芯の部分はすごく弱い。そんな役をよーくやってきたの。

    だから、そういう役については、良く気持ちも分かるし、動きもある程度は、すぐにできる。

    なので、やはり、これからはチャレンジがしたい!これまでと真逆の、「おとなしそうに見えて、芯が強い女性」とか。

    あとは、強いならとことん強い!っていうのもやってみたいな。

まー  でも、今回凱旋門では、全然違うよね。極めて女性的な女。ジョアン。一言でいえば「弱い女」こんな清水由佳を見たことがない!

ゆか  私もない(笑)だから初めは、イメージが掴めなくて、すごく難しかった。

    自分のやりやすい役って、気持ちが分かるから、細かい芝居ができるじゃない。でも、未知の役って、細かな反応ができないのね。

    だからすごく大まかな芝居になっちゃう。それを自分のものにしていくのが面白いんだけどね。

りな  私もー!これまでも、強い女はしたことがあるけど、みんなをまとめるような役は初めて。

ゆか  まとめると、みんな、チャレンジしていきたいと。いいね!前向きで!

 

○最後に、意気込みをお願いします!

ゆか  私達、エールの女役として、まだまだ「女子力」ならぬ、「女役力」をアップさせていきたいね。

    それぞれの個性を大事にしつつも、色々な役を経験して、自分達の新たな面を見つけていきたい!   

まー  そして、女役として自らも輝きつつ、男役さんも輝かせるような。

ゆか  で、是非大切にしてもらってー。(笑)

ふゆ  お客様が舞台を見たときに、「あぁ、あの女役になって、相手役の男役さんと並びたい。」と思ってもらえるような演技ができるといいんだよね。例えば、今回のジョアンになって、「ラヴィックにこうしてもらいたいわ。」みたいな。

りな  うん。お客様に、感情移入していただけるような女役にね。

全員  (揃って)そんな存在になれたらいいな!ということで私達、頑張りまーす!

    では、こんな私達がお送りする第一回公演、是非是非!お楽しみに!!

    会場で、お会いできるのを、楽しみにしております♪

 

 

 

Special企画第1弾『男女談義』、いかがでしたか!!?

次回からはSpecial企画第2弾として、『旗揚げ公演凱旋門について』というテーマで談義をお送りします。

凱旋門やショーの内容がちょっとずつ見えてくるかも★ご期待ください!!

 

それから、HomepageのSpecial企画でやってほしいこと、A-ileについてこんなこと知りたい!あんな話聞きたい!!という要望がありましたら、是非コメント欄にご記入ください★今後の参考にさせていただきます♪

 

 

 

 

 

 

男役談義最終回 ~ビバ男役!~

●この人のこんな役を見てみたい

原田  私は、あーちゃん(大関)のすっごい悪い役が見てみたい。心底悪い役。だって、いつもいい人な気がするから。

中澤  分かる分かる。イケてる悪を見てみたいね。

西部  私は薫の女役を見てみたいかな…。

清水  お姉ちゃんみたいにはならないよ?自分では全く想像つかないね。

大関  あとは…。

一同しばらく考える。

饗庭  やっぱり、みんなのイメージがついてるから難しいね。

八山  でも、そのイメージがみんな被ってないからいいね!

饗庭  被ってたら大変だったかな?

八山  でも、ダブルやったことあったりするもんね。私は麻里(饗庭)ともダブルやったし、知秋(中澤)ともたくさんダブルしたし。

中澤  はちと私なんか、全然似てないのにね!

原田  それはほら、それぞれの個性で役を作ってほしいってことだったんじゃないかな?

 

●最後に

中澤  私たちは男役がやれてよかったね。

原田  ほんと、男役をやれるのって貴重な経験だよね。

饗庭  私生活とまったく違う世界だもんね。

八山  男役やってるなんていったら、驚かれるもんね。

大関  そして、そこから抜け出せないっていうね。

西部  私たちは、男役を演じることにどっぷりはまってしまったんだね。

原田  追求していっても終わりがないからね。

中澤  そうだよね。エールには結婚してる人もいるし、中には子どももいるのに、男役を続けてるしね。

西部  もう、生涯男役を続けられるね。

大関  じゃあ、みんなおばあちゃんになっても男役を続けようね。

一同  は~い!!!

 

 

 

かなりざっくりしたまとめになってしまいましたが・・・そんな、『細かいところは気にしない!』というところも男役ならではなのではないでしょうか!

という解釈で大目に見てください(笑)

 

いよいよ次回は女役談義も最終回!

 

 

男女別談義の後は、Special企画第2弾も予定しています♪お楽しみに★☆

 

 

 

 

 

 

男役・女役談義その4 ~もしも性転換したら!!?~

今回は男女とも同じ議題について話している様子を一気にお見せします☆★

 

まずは女役から♪

 

○話は「ペアダンス」に…。

まー  ペアダンスって面白いよね。歌も、ペアで歌うのが好き。この間、歌基礎で練習した、ミスサイゴンのデュエットも面白かったな。

ゆか  さっきは、「男役ありき」という話も出たけど、ダンスになると、女役がメインの動きになるじゃない。それが、楽しいよね。

    男役に立ててもらってる…というか、上手く見せてもらってるというのかな。

ふゆ  私、知秋(中澤)と組むと、決まって「私、動かないから!」って言われるんだよね。

ゆか  それは、ふゆきさんがリードできるからですよ(笑)

りな  私はふゆき先輩みたいになりたい。相手に動いてもらわなくても、自分がいい場所に行けるように。今は、男役が気を遣って、寄ってくれたりするけど、そうじゃなくて、こっちが動かなきゃいけないと思う。男役に気を遣わせなくても、綺麗に見せられるようになりたい。

まー  うんうん。なりたい!

    私達の「ペア」っていうのが、本物の男性と女性とでやるダンスとは違うじゃない。なんていうのかな。

ゆか  ある意味で、ファンタジー。夢の世界なんだよね。

まー  元は、やっぱり女の子同士で友達だから、お互いの事が良く分かるじゃない。だからこそ出せる信頼感があると思う。

ふゆ  劇団四季のように、男性がいる劇団のペアダンスって、もちろん綺麗。男性だからこそ、できるリフトが入ってたり。ああいうのを見ると、やってみたいなとも思うけど、それをそのまま私達がやろうとしてもできない。その、できない部分を他の事でカバーして、魅せていくペアダンスを作りたいな。

 

 

○もし、男役だったらやりたい役ってありますか?

ゆか  もし、男役だったらやりたい役ってある?

まー  えー私、出来る気がしないよー。

ゆか  私は「ベルサイユのバラ」のオスカル。絶対やりたい!

    あと、影を背負ったスーツ物の男役。

りな  私はアンドレがいい。というか、私の理想の男性はアンドレなのいつかアンドレに出会いたい!

ふゆ  私は、何だろう?スナイパー的な男

3人  (スナイパーに大笑い)  

まー  男役やりたいと思ったことがないからなぁ。女役になってからは。

りな  まーしゃは想像がつかないんだね。

まー  うん。とにかく出来る気がしない。できて、少年。

ふゆ  じゃぁ、あえての、ダンディーな紳士とか。

ゆ・り 紳士!!絶対できないね(笑)

まー  あ!チップ!(「美女と野獣」のティーカップの坊や)チップやります!私!

 


○理想の男役って、どんな男ですか?

ゆか  では、さっき里奈が「アンドレが理想」って言ってたように、理想の男役っていますか?好きなタイプというか。

りな  優しくて、見守ってくれて、何でも受け止めてくれて、いつもそばにいる人!

ゆか  ま、とにかくアンドレなんでしょ(笑)

    私の好きな男役は、あんまりしゃべらない人。で、影があって…。斜に構えてるような人。

まー  私は、必要なときに助けてくれる人がいい。さりげなーく。

ふゆ  私もそうかも。「ネバーセイグッバイ」の主人公ジョルジュみたいな。人に対しても、女に対しても、ぐっと入ってくる感じではないんだけど、でも支えてくれるような。

全員  うんうん!(大きく納得)

まー  「エリザベート」のトートも好き! かっこいいから!

ふゆ  それも分かる。でもあれは特殊だね(笑)

りな  私は、「エリザベート」ならフランツが好きだな。王道みたいな男役が好きなの。

ゆか  私は、断然ルキーニ。あ、「ガイズ&ドールズ」のスカイも好き!

全員  (揃って)うん!スカイは、外せない!かっこいい!

りな  理想というか、一緒に組んでみたいのは、「俺について来い!」って引っ張ってくれる役。演じてて面白そう。

ゆか  私も、1回そういう役と組んでみたいな。振り回されるみたいな。「ついて行きます!」ってやってみたい。そしたら、私、練習中も何にも言わない。演技合わせるから、ぜーんぶ動き考えて欲しい。・・・たぶん、「ふざけんな!」って怒られるけどね(笑)

 


続いて男役談義へ・・・

 

○女役になったらやりたい役

大関  じゃあさ、もし女役になったらやりたい役って何?

一同  ・・・。

大関  あ…、ないんだね(笑)

(一同しばらく考える)

饗庭  あっ。マダム・テナルディエ!(レ・ミゼラブル)

一同  あ~。

饗庭  マダムテナルディエというか、やっぱり森久美子が好きなんだよね。一時期、森久美子になりたいと思ってたことがあるくらい。

(中澤 大爆笑)

中澤  私は、宝塚歌劇団でいう出雲綾さんのやる役どころがいいな。女主人的な、いつでも偉そうな、がつがつした感じ。人に頼らなきゃ生きていけないような女役は無理かな。

八山  無理そう。

清水  分かる。エールの『凱旋門』で言ったら、ローランドみたいな役がやりたいんでしょ?

中澤  そうそうそう。それで、『凱旋門』に出てくるジョアンみたいな役は絶対無理。

饗庭  うん。無理だね~。男役の中で、できる人はきっといないよね。

西部  要は、あういう女の人が嫌いなんだよね。

中澤  そうなの。私も正直嫌だよ。私は絶対あんな女になりたくない。

八山  相手役なのに(笑)

中澤  ジョアンをやってる由佳ちゃんだって、理解が難しい所があるって言ってたもん。

清水  あんな女には、なれないよね。

(一同同意)

大関  世の中にはいるんだよね。あんな人が。

清水  そんなに依存できないよね。

中澤  そうだよ。草食系男子がもてはやされる今、女まで弱くなっちゃいけないね。

西部  でも、ああやって男に依存していけるような女が、世間では女度が高いんだろうね。

原田  昔の考え方なんだろうね。

中澤  『凱旋門』も昔の話だもんね。しかも外国の話だし。ああいう人がいてもいいんだよね(笑)

 

 

・・・と、なんだか最後は『凱旋門』ヒロインの悪口!?で終わってしまいましたが(笑)

 

A-ile男役たちは理解ができないけれど、世の男性の心をくすぐるような不思議な魅力を持つジョアン。

代表はきっと可愛く美しく、魅力的に表現してくれることでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

男役談義その3 ~理想の男とは!!~

○理想としている男役像・尊敬している役者さん

大関  じゃあ、理想としている男役は?

西部  吉野圭吾。

大関  それは、好きな役者でしょ?

清水  私は、舞台人として客に待ち望まれる役者になりたい。次にいつ出てくるのかな~って思ってもらえるような。で、出てきたら『おっ。何やるかな?』ってワクワクしてもらえるような役者。

大関  私は、大澄賢也。

原田  え?それは、ダンサーじゃない?

大関  でも、なんていうんだろう、魅せ方がすごいんだよね。舞台を見たんだけど、舞台に出てきただけで、そこに立ってるだけですごいオーラ全開なんだよね。

清水  身長とか関係なく、ただの『大澄賢也』っていうんじゃなくて、『舞台人としての大澄賢也』っていう人がそこには、いるんだよね。

大関  まぁ、大澄賢也を目指すには、ダンス力も必要っていうね…(失笑)

饗庭  私は、森久美子が大好きだな。森久美子が太田に来た時は、お母さんと見に行った。彼女のすごい所は、お客さんを楽しませることができる、この人が出てきてうれしいって思わせるところ。ああいうひとになりたいって思ってる。だから、男役をやる上でも、ザ・男役トップっていうのよりは、味のあるホッとする役者でありたい。

清水  一緒一緒。脇で光る、みたいなね。その点、吉野圭吾さんはピカイチだよね。

西部  うん。彼が出てくるだけで雰囲気が変わるからね。

中澤  あれは、ほんとすごいと思う。

 

 

○自分の得意としてる男役像

原田  でもさ、武正先生も言ってたけど、エールってみんな個性が確立してるじゃない?みんなの得意としている男役像は?

中澤  私は真面目キャラかな。まっすぐな青年。でも、だんだん深い役もできるようになってきたかな。

大関  私は、貴族キャラかな。王子様的な、ね。無垢で感情全開の役もいいねっていわれる。

饗庭  私は、ドンとしている大きな役かな(笑)。何か大きなものを抱えている人。土台になる人。ありがたいことに、お金もってそうな役ばっかり。

西部  私は、詐欺師ってよく言われる。格式はないね。何か犯罪が絡んでそうな人。でもスパイス的な役かな。

清水  私は、なんだろう…。

大関  薫(清水)は、役を自分に近づけるタイプだよね。でも、キラキラしててキザな感じ。ラブシーンもうまそう。

清水  そうか。キザかなぁ(苦笑)あと、熱いパッションを持ってる役が多いかな。でも、ラブシーンやったことないよ!役で恋愛はしたことないし、だいたい男役同士の友情が多いね。

原田  私も熱い男だね。普段から熱いねって言われるし。

中澤  あれ?はちは?

八山  私は、お父さんキャラって言われるかな。でも実際、お父さん役は一回しかやったことがないんだけどね。

原田  でも、何だろう。包容力があるからかなぁ。

八山  包容力、いいね。でも、意外と悪い役とか、暴れん坊の役とかもたくさんやってるんだよ。

西部  そっか。でもそれを超える何かが、はちにはあるんじゃない?

中澤  武正先生はさ、『怖そうじゃない人が、実は怖い』みたいのが好きだから、包容力のあるはちみたいな人を悪い役とかにするんじゃない?表と裏のギャップを楽しむみたいな。今回のはちの役ハーケもそんな感じだもんね。

八山  今回の『凱旋門』では、みんな表と裏がありそうだよね。熱そうだけど冷静な役、真面目そうでプレイボーイの役、異色そうで意外と普通の役、とかね。みんな表と裏をどう見せるかで、悩んだりしてるよね。表だけでもダメだし、裏だけでもダメだし。難しいね。

 

 

それぞれの描く男・・・個性があるからおもしろい!

7人が描く、それぞれの思う『カッコイイ男役』を、お楽しみに☆

 

 

 

 

 

女役談義その3 ~女役の苦労話~

○女役の試練!「ショーガール」

ゆか  ショーガールの大変さについて語ってみましょうか。経験者の私と、里奈!とにかく練習中、男役に査定されるんだよね。

りな  そう。すごい見られるの。その曲の練習が始まると、男役が集まってくる。査定しに(笑)

ゆか  で、可愛い子には声かけるけど、可愛くなければ無視!ツライよね。

まー  うわーそれ、ツライ!

りな  そうだよ。やりながら、イヤになったことあるもん。

ゆか  ショーガールなんて、華やかで、きゃいきゃいして楽しそうなその裏は、すごい激戦だったんだよ(笑) 

ふゆ  元々女だからこそ、女役は余計に厳しく見られるって事だよね。頑張りましょ!

 

○女役の失敗談、あります?

ゆか  続いて、これまでに女役ならではの舞台での失敗談ありますか?

    「歩きながら、ドレスの裾を踏む」はたくさんあるよね。あと「後ろの裾を踏まれて、前に進めない。」もたくさんある。

ふゆ  私、それで最終的に衣装が切れちゃったことがあったよ。

ゆか  あ、そんなこと言ったら、里奈なんてね。ハプニングいっぱい(笑)

りな  いっぱいあるよ!「エリザベート」のシシィで「♪最後のダンス」中、ドレスの背中が全部開いてたこととか。あとパニエが切れて、外に出てきちゃうとか。

まー  それは恥ずかしい!

    私も「わっかのドレスの、パニエのワイヤーにヒールが引っかかって、立てなくなっちゃう。」はあったな。

ゆか  それ、あるある!結果、ストンって座るしかなくなっちゃうんだよね。

まー  外から見ると、お椀みたいになっちゃう。ドレスに、埋もれちゃうの。

 

○女役で、大変なこと!

ゆか  では、女役で「大変なこと」と言えば…?  

まー  それは、衣装が大きいから、荷物がとっても多いこと!

ゆか  そうだね。自分専用の組み立て式のラックと、衣装ケース2つと、バッグとバッグと…みたいなね。稽古場に、自分の衣装コーナーが出来上がるもんね。しかも、衣装だけじゃなくて、ウィッグがあって、アクセサリーもあって…。

ふゆ  ドレスものの作品だと、ウィッグも大きいし、羽根飾りとかもあるしね。

ゆか  でも、いくら荷物が多くなっても、それぞれの役柄と衣装に合わせて、アクセサリーや髪飾りも全部変えるよね?それがこだわり!だし、楽しい所!

 

○女役って、普段も女らしいの?

ゆか  女役だから、普段も女の子らしいの?って聞かれることあるけど、そうでもないよね(笑)

まー  私達より、男役の方が普段は女らしいなんてことも結構あるよね。

ゆか  私なんて、全然違うもん。

りな  うん。(大きくもう一回)うん!

 

○女なんだから、当然女役ができるんじゃない?

ゆか  たまに、「女ならすぐできる」とか言う男役がいるじゃない。あれは、カチンと来るよね。

3人  (笑)

ゆか  絶対、みんなおかまになるんだよ。

3人  元は女性なんだけどね…笑

ゆか  それ以上のことを、私達は目指して頑張っているんですよってところだよね。私達のような劇団って、やはり男役ありきだと私は思ってるから、男役と組む時も、自分がどう立てば男役が素敵に見えるかなって考えながらやるんだけど、それでもやっぱり、自分がただの添え物になってしまうのはイヤじゃない。

3人  うん。添え物は、イヤだね。

ゆか  そんな時に、ある舞台を見たの。その歌詞の中に「女は、男の宝石」っていうフレーズがあってね。それを聞いて、すごく納得したの。確かに、女はアクセサリーであり、飾り物なんだよね。でも、そのアクセサリーだって、ピンキリ。だから、自分の努力次第で、最高のダイヤモンドにだってなれる。そうやって、磨かれた綺麗な宝石を身に着けることで、着けた人=男役もクラスアップする。でも、宝石を身に着けるためには、着ける側だって、それなりの人でなければならないでしょ?そうやって、自分を磨くことで、相手もきっと磨かれていく。そんな女役になりたいな。

まー  お互い、輝きがあってこその…だよね。1+1は2じゃないよ、みたいな。無限だよ!

 

 

女役さんの本音が聞こえてきましたね!笑

 

 

 

 

 

 

男役談義その2 ~男役を演じるとは~

○男役をやっていて良かった!

中澤  では、男役をやってて良かったことはなんだろう?

原田  姿勢が良くなった。

中澤  それは、女役も同じじゃない?

原田  そうだね。でも、大きいオーラが出せるようになった。

西部  私は、身長が大きいことが良しとされたことかな。

一同  (大きく納得) うん!男役にとって、身長は大事だよね。

西部  私は、女の子として、小さい方が可愛いに決まってると思ってた。だけど、男役なら高い方がいい。

八山  私は、低音がうまく使えることかな。

饗庭  自分のコンプレックスだった部分が、逆に武器になるよね、男役は。

清水  私たち(清水・原田)なんて、男役なのに背が小さいという、このギャップ…。

原田  そうだよ。高校の時はそれでよく泣いたなぁ。

西部  でも、MOZART!のときのアマデは、とても良かった。

原田  子役だったからね。あの時だけは、もっと小さくなりたいと思ってた(笑)

饗庭  うーん。身長以外に、他に良いことってあるかな。

原田  あっ!少し変な言い方ではあるけれど・・・、女役よりキャーキャー言って頂けるよね?(笑)

一同  そうだね(笑) 女性だけの劇団だから。やはり応援して頂けるのは嬉しいよね。

原田  だからこそ、やりがいが出てくる!

 

中澤  男役は、みんなスタートラインが一緒。全員、高校からのスタート。みんなで一斉に頑張ろうってところがいい。

大関  性別まで変わって、普段の自分とは全くの別人格というところが、私は面白いと思う。

西部  みんな、分からないことだらけだから、助け合うし、結束力も高まるよね!

八山  分かる!お互いでずばずば言い合いながら、高めていけるのが良いよね。

中澤  じゃあ、もし女役をやることになったら・・・?

原田  私は、女役だと作り込めないと思う。変に自分自身とリンクしちゃって、役に入り込めない気がするから。

清水  私は、お姉ちゃん(由佳)と比べてしまうから、もう無理だと思う。だから、男の方が楽に感じるなぁ。

中澤  女役は、普段から女度がよほど高くないとできない気がするよね。 おしゃれに気を遣うとか。

西部  いや、それは男役も同じだよ。舞台には、普段のセンスが出るのだから。普段、気を抜いていたら、「そういう」男役になっちゃう。普段から美意識を持つことはとても大事だよ!

 

○男役として大事なこととは・・・。

西部  男役にとって、大事なことって何だろう?

(一同 しばらく考える)

饗庭  心意気!

清水  隙を作らない!

饗庭  ぶれない!

中澤  はちも何か言ってみて。

(八山考える・・・。  が、・・・。)

(一同笑い)

八山  あっ!イメージ!

大関  イメージね、分かる分かる。

中澤  なきゃ、無理だもんね。

清水  イメージって、なりたい男役のビジョンってこと?

八山  そう。自分が持っているイメージと、お客様の求めるイメージの両方を上手く取り入れていくことかな。

大関  そうだね。どっちも大事だね。

中澤  どんなに自分の中を探しても、「本当の男」としての考えは出てこないからね。

 

饗庭  お客様が、私たち、男「役」に求めるもの。それは、「女が演じるからこその、男の良さ」かな。

清水  そうだね。『女の子なのに、かっこいい』って思われるのは、正解だと思う。逆に、『あ~。やっぱり女の子なんだね』って思われたら、失敗。

八山  確かに!

大関  じゃあ、『男にしか見えない』って思われるのは?

清水  それも、正解だと思う。

原田  ある意味、ギャップがあっていいのかもね。

西部  私は男役に、ファンタジー感だけでなく程よいリアル感も必要だと思う。汗もかかなそう、トイレにも行かなそうな夢の中の人ではありたくない。

大関  そういうファンタジーな作品だったら、いいんだろうけどね。

原田  せめぎ合いだと思うな。でも私は、どちらかと言えばファンタジー感を大事にしたいな。男役って美しさを追求するというか、少女漫画キャラ的な方向で極めるものだと思ってる。

西部  私は、男くさい方が好きだからなぁ。

原田  熱い男であっても、どこかに気品があってキラキラしてるのが、女性が男役を演じる良さだと思う。だから、男性が見ても美しいんだと思う。

清水  前に武正先生が、女性が演じるからこそ、男同士の熱い友情がきれいに見せられるって言ってたんだ。

饗庭  深いね~。

西部  現実に存在しそうにないのもダメだし、リアリティがありすぎるのもダメだね。

大関  そうだね。ファンタジーが過ぎると、コスプレになってしまうからね(笑)

 

 

男役のそれぞれの熱い思い、伝わったでしょうか!?続きはまた次回☆

 

 

 

 

女役談義その2 ~女役の醍醐味、衣装について~

○女役の醍醐味。衣装の着こなし!

ゆか  やはり女役といったら、華やかなお衣装ですよね!

でも、ただ綺麗な衣装を着ていれば良い訳ではなく、男役のジャケットの裾さばきのように、女役もドレスの裾さばきとか、着こなしにはテクニックがありますよね?

男役なら、大抵ジャケットにパンツスタイルだけど、女役だと、「この形のスカートなら、こう踊ると綺麗。」とか「この袖なら、こんな腕の使い方。」とか衣装によって動き方が変わってくるじゃない。それが面白い!

ふゆ  難しいけどね。衣装によっては、立ち方も違うから。 

ゆか  例えば、足が見える丈のスカートの時は、いかに足が長く、細く見えるかに気をつけて立つけど、貴族で着るようなわっかのドレスなら2番(バレエの足のポジションで、足を開いてしっかり立つ形。)で立っても大丈夫だし?

まー  そうそう!見えないからバレない(笑)

りな  ドレスがすごく重いから、それで安定させるんだよね。

ふゆ  あれ?私、ドレスでも5番(バレエのポジション。足を綺麗にクロスさせる形。本当は、女役はこれが一番綺麗。)で立ってるよ。

3人  おぉ!!偉い!さすが!(拍手)  

ゆか  ダメですね(笑)見えないところも美しく。見習いましょ。

り・ま はーい。

 

まー  私達4人は、これまでドレスたくさん着てきたよね。

3人  ドレスって素敵!

りな  やっぱり、いろんな衣装が着られるのが、女役の面白さの一つかな。

 

○今までに着た衣装、どんなのがあります?

ゆか  今までに着た衣装の中で、一番「すごい」衣装って何ですか?

まー  やっぱりわっかのドレスはすごいよね。

ゆか  女役の衣装は作品によって、全然違うからね。珍しいのだと…あ!「アイーダ」で巫女を着ましたね。お腹を出した、ベリーダンスの衣装。

ふゆ  あとは「ネバーセイグッバイ」のココナツガール(ショーダンサー役)とか!あれはスカート短かったよね。

まー  超ミニスカートにレオタードだったよね。

りな  私、「ガイズ&ドールズ」のショーガール役で、猫耳と尻尾つけたことあるよ(笑)

ゆか  私もつけてた。女役はたまに「ショーガール役」がやってくるんだよね。ひどく大変な役。いろいろと(笑)

 

 

続きは次回♪女役談義その3は、女役の苦労話が出てきます!お楽しみに★

 

 

 

 

 

 

男役談義その1 ~何故男を選んだのか!?~

話は高校時代にさかのぼります。ちなみに、中澤、西部、清水は前女、饗庭、大関、八山、原田は太女出身です★

 

中澤  そもそも男役をするきっかけって、前女出身者は、顧問の先生(以下S先生)が指定するじゃない?

饗庭  そうなんだ~。

清水  そうだよ。この3人(中澤・西部・清水)は、先生に決められてそのまま男役になったんだ。

饗庭  太女は、自分で希望出せるんだよね。

西部  私、実は先生に『女役やりたい』って言った…

一同  え~(驚)!!

大関  私も女役がやりたかった。まず、男役が恥ずかしかったんだよね。

原田  うそ~。

饗庭  でも、気持ちはわかる。

中澤  へ~。私の場合、前女は男役と女役で出る場面が分かれてて、かっこいい憧れの男役の先輩と一緒に練習できるから、男役になって良かったなって思った。美波(原田)は?

原田  私は、完全に憧れから入ったから。太女定演を見に行った時のレミゼのマリウスが超かっこよくて、やばい、やばいと思って。もう私はここに入って男役をやるんだって決めた。

中澤  それが一番いいよね!

清水  私も、男役がやりたいと思って入部した。でも、入部届けを出す前から『薫は男役だね~』ってS先生に言われてた。

大関  不思議だよね。だって、お姉ちゃん(由佳)は女役でしょ。

清水  でも中学の時から、すっと男っぽくて。学年の中で一番学ランが似合うとか言われててさ。

一同  へ~(笑)

中澤  でも、S先生って見る目あるよね。部活見学に来たとっても女の子らしい子Aちゃんって子も、新先生は男役って決めてた。私たちからしたら、 Aちゃんなんて全然男役に向いてなさそうなのに。でも、AちゃんはAlumnaeでもずっと男役で大活躍してたもんね~。私たちもずっと男役だし。

原田  すごいよね~。

 

饗庭  私は最初、高校の時男役も女役も分からずに入ったのね。友達に誘われて、みんなより遅れて入部したんだ。ほんとに何も分からずに入ったから、男役・女役の希望も出さなかった。そうしたら、みんなから『おまえは男役だ』って言われて、男役になったんだ。

一同  へ~。

饗庭  今では、男役になってよかったなって思ってる。舞台でのことだけじゃなくて、男役の友達はなんだかさばさばした感じが心地よくて。女役とは違うんだよね、大雑把な感じというか。

西部  分かる分かる。何なんだろうね。どっちももとは女なのに。なんか、男役は気軽に話せるというか…

饗庭  そう。逆に、女役は常に美意識を持ってないといけないというか、妖精みたいな子じゃないとダメみたいなイメージがあるじゃない。でも、大学生になって歌を学び始めてから、男役特有の低音を出すことが、苦痛に感じることもあって、悩んだ時期もあったなぁ。

八山  麻里(饗庭)も低い声出るもんね。

饗庭  そういう意味では、私生活と舞台人としての、ギャップというか、せめぎ合いに葛藤した時期もあった。

大関  あるある!必ず通るよね。

原田  私はまだ通ってないかなぁ。

清水  私たち(清水・原田)は、男役がやりた過ぎるからじゃない?

原田  そうなのかなぁ。

西部  私が戸惑ったのは、音楽部に入部する時、S先生にお願いした時ぐらいかな。まだ役がつく前だった。

原田  良かったねぇ、男役で落ち着いて。

饗庭  でも結局男役で、歌う時に高音も低音も歌えるようになったからね。得したなって思えるようになった。

 

清水  はち(八山)なんか、最初女役だったんだよね?

八山  そう。最初、私は女役がいいって希望出したから、しばらく女役をやっていたんだ。でも、高校3年生の時は男役でね。

西部  その時は嫌だったんだよね。

八山  そう。自分は女役だと思ってたからね。Alumnae1年目の時も希望して女役をやってたよ。

    でも、2年目のWEST SIDE STORYで武正先生に、男役をもらったんだ。

原田  それは、希望してないのに?

八山  そう。その時も、『また、なんで?』って泣いたんだ。自分は女役だと思っていたからね。

 (一同爆笑)

八山  で、周りの同期とか先輩に教わりながら練習していくにつれて、『あれ?はち、男役いいんじゃない?声も低いの出るしね。』

    とか評価を受けるようになってきたんだ。女役だった時は、特に何も言われたことなかったんだけど…。

 (一同大爆笑)

八山  それから、自分は男役の方がいいんじゃないかって思ってきたんだ。でもその後も、しばらく女役に未練があって、

    裏役でいくつか女役をもらったけど、やるたびに男役の方が向いてると感じたんだ。それ以来は、男役一本!

大関  良かったね。武正先生に感謝だね。

 

中澤  はちは、Alumaneに入って、男役になっていったじゃない?私は逆に、Alumnaeに入った時に一度、男役をやめようと思ったの。

一同  えっ(驚)!

中澤  だって、Alumnaeの男役ってすごい先輩がたくさんいたから、極めなきゃいけないって思ったの。そこと並ぶのは恐れ多いなと思ってて。

大関  それを女役が聞いたらすごく怒るね(笑)

中澤  そうなんだけどさ。なんだろ、男役の方って異常な大変さがあると思ってたんだ。そういう印象を受けたんだ。だって、自分は女だからね。

 

原田  そういえば、私たちみんな、裏役とかで女役やったことあるよね。

饗庭  あったね。なんだか、無駄に女役してみたくなった時期あったよね。

一同  あったあった!

大関  で、結局『女役やらなければよかった』って思うんだよね。

八山  女役をやって再認識するんだよね?

西部  あ~。やっぱり違うんだなってね。

 (一同笑い)

 

 

今回はここまで!

次回をお楽しみに♪

 

 

 

 

女役談義その1 ~女役の魅力とは??~

○みなさん、女役ですよね?なぜ、女役を選んだの?

ゆか  私達がミュージカルを始めたのは、高校一年生。音楽部に入部するとまず、男役か女役の希望を出すけれど、みんなは女役を自分で選んだの?

3人  (口を揃えて)選んでない!高校では、一応希望は出すけれど、最終的には指定されるよね。

ゆか  当時は、どう思ってた?女役が良かった?私は、女役で良かったなぁ。

ふゆ  うーん。私も、男役はできないと思う。

りな  私は男役に憧れてたよ。

まー  私も!憧れてた。

ゆ・ふ ほんとに!?

りな  でも、自分の性格を考えたら、女役で良かったと思う(笑)

まー  私は、男役になってみたいって気持ちが初めはちょっとあった。だから「どっちでもいいです。」って書いたの。

ゆか  私は、「絶対、女役がいい。」って書いた。どうしても、ドレス着たかったから。

ふゆ  私もそう書いたと思う。ちょうど一年生のオーディション直前にバレエの発表会があって、ウエストサイドストーリーをやったのだけど、そこで初めて男役をしたの。そこで、あぁ自分には無理かなぁって思ったのかも。

 

ゆか  あれ?みんなこれまでに、男役したことある? ないかな?

り・ま ないです!!

まー  私の男はきっとヒドイ(笑)なんにもできない!

ゆか  私、最近2作品でやってるからなぁ。「ゆかお」ね。

まー  すごいと思う。

ふゆ  かなりかっこいい!

ゆか  カッコつけてるからね(笑)

りな  ちょっと、そんじょそこらの男役では勝てない!

ゆか  …ありがとう(照) 

 

 

○女役のどこが魅力ですか?

ゆか  女役のどこが魅力でしょう?何が一番楽しい?

3人  衣装!まず、衣装でしょう。

ふゆ  あと、アクセサリー、ウィッグ、靴…。

まー  うん!選ぶのが楽しい!あと…男役さんが大切にしてくれる!

3人  (ひとしきり大笑い)

ゆか  そうだよね。お姫様気分だよね(笑)

ふゆ  あれ?あんまりそういう役やったことないなぁ。

3人  (また大笑い。ふゆきさん失礼!)

りな  あと、演技で自分が前に出るのがそんなに好きじゃないから、男役に付いていけるのがいい。

まー  分かる!

ゆか  相手役を立てる(尊重する)のも女役の醍醐味で面白いよね。それで、組んだ2人の姿が素敵に見えたら、一番嬉しい!前に、同期の男役と組んだ時も、自分はもちろん立てたの。でも、その男役から、「立ててもらわなくても結構。自分で立つから。」って言われたことがあって、それは「なんて、カッコイイ!」って思ったよね。だから、余計に立てたけど。あれ?作戦?

ふゆ  それかっこいいね。でも、逆に男役も、私達のこと立ててくれるじゃない。より綺麗に見えるように。2人が良く見えるかどうかってお互いの思いやり?というか相互作用だよね。 

 

ゆか  そこが、本物の男性がいる劇団と違うところだと思う。本物相手なら、リアルな女のままでいいけれど、私達は全員女性だから。

    一応、戸籍上は(笑)だから、私達女役は、普段以上にもう一段階女らしくいないといけないよね。 

りな  所作の一つ一つが大事だよね。普段なら絶対しないよっていう柔らかい手の使い方とか。

りな  立ち方は、舞台始めてから変わったな。でも…私は、しゃんと立ちたいけど、背が高いのがちょっとイヤ。

まー  うん。私達、決して高い方でもないけど(ふゆきは150後半、あと3人は160くらい)、自分より低い男役と組むときは、

    ちょっと申し訳なく思うよね。

ゆか  ほんとは足を綺麗に見せたいから、ヒール高い靴はきたいけど…はかないよね。やっぱり、並んだ時に、2人で美しく見えたいから。

まー  自分だけ良くても、ダメなんだよね。

 

 

続きは次回…★